建築アイデア

ガレージのある家は、なぜ設計が難しいのか

愛車を守る場所としてだけでなく、
趣味の時間を楽しむ空間としても人気のある「ガレージのある家」。

車のメンテナンスをしたり、
アウトドア用品やサーフボードを収納したり、
仲間と過ごす趣味の空間として使われることもあります。

こうしたインナーガレージのある暮らしに憧れる方は少なくありません。

しかし実は、
ガレージのある住宅は設計が難しい住まいの一つでもあります。

その理由は、
ガレージに必要となる広い空間にあります。

車を停めるスペースには、
ある程度の奥行きと幅が必要になります。
さらに車の出入りを考えると、大きな開口も必要です。

つまりガレージには
柱や壁の少ない大きな空間が求められます。

一方で、住宅は建物の安全性を確保するために
構造的なバランスがとても重要になります。

一般的な木造住宅では、
耐力壁や柱の配置によって建物の強さを確保するため、
広い空間をつくろうとすると設計の自由度が制限される場合があります。

そこで採用されることがあるのが
SE構法です。

SE構法は、強度の高い構造用集成材と専用の接合金物を用いた
木造ラーメン構造の建築技術で、
構造計算に基づいて設計が行われます。

この構法の特徴は、
木造でありながら柱の少ない大空間を実現できることです。

そのため、ガレージのような広いスペースや、
大きな開口部を持つ住宅の設計にも適しています。

構造の自由度が高くなることで、
住宅のデザインや空間の使い方も広がります。

例えば、
ガレージと住まいをゆるやかにつなげたり、
趣味の空間として活用したり、
暮らしの楽しみ方を広げる住まいをつくることができます。

私たちはSE構法のパートナー工務店として、
この構造を活かした住まいづくりに取り組んでいます。

ガレージのある住まいはもちろん、
大きな窓のあるリビングや開放的な空間など、
構造の自由度を活かした住宅を実現することが可能です。

家づくりというと、
間取りやデザインに目が向きがちですが、
実はその空間を支えているのは構造の設計です。

構造の考え方によって、
住まいの可能性は大きく広がります。

ガレージのある暮らしを考えるとき、
その裏側にある「構造」にも少し目を向けてみると、
家づくりの見方が変わるかもしれません。

ガレージのある住まいを検討されている方は、
構造の考え方から住まいづくりを考えてみるのも一つの方法かもしれません。

 

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