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建築アイデア

熊本の建築士・橋本玲の原点|小国町での幼少期と甲子園の経験

はじめまして。株式会社リュディックアーキテクトデザイン 代表の橋本玲です。

今回は、橋本が初めて建築士コラムを担当します。

これから、建築の仕事を通して経験したことや、家づくりで大切にしていること、日々感じていることなどを、私自身の言葉でお伝えしていきたいと思っています。

まずは自己紹介を兼ねて、生まれ育った熊本県小国町のこと、野球に打ち込んだ学生時代、そして建築の道へ進んだきっかけについてお話しします。

小国杉のふるさとで育った幼少期

私は熊本県阿蘇郡小国町に生まれ、小学校を卒業するまで、この町で育ちました。

小国町は、小国杉で知られる森林の町です。小国杉をふんだんに使った建築物として、小国ドームや道の駅小国「ゆうステーション」などがあります。

私の大好きだった祖父は林業に携わっており、子どもの頃はよく祖父について山へ行っていました。

当時は、将来自分が建築の仕事をするとは思っていませんでしたが、祖父と過ごした時間は、後に進路を選ぶきっかけの一つになりました。

甲子園を目指して、明徳義塾へ

小学校卒業後は、大好きな野球で甲子園を目指すため、高知県の明徳義塾中学校・高等学校へ進学しました。

スカウトを受けて入学したわけではありません。祖父が学んでいた道徳の教えとのつながりで明徳義塾を知り、「強い学校で野球がしたい」と、自分で進学を決めました。

体験入学のときには「ここは天国だ」と思っていたのですが、実際の生活は……。そのあたりの話も、また機会があればお伝えしたいと思います。

中学・高校の6年間は、野球に打ち込む毎日でした。そして高校3年生の最後の夏、恩師・馬淵史郎監督のもと、第74回全国高等学校野球選手権大会に出場することができました。

今でも語られる、星稜高校の松井選手への5打席連続敬遠があった試合に、私は8番・センターとして出場していました。

甲子園での経験が、今の自分につながっている

あの試合については、今でもいろいろな方から質問をいただきます。

私にとっては、私たちの「最高傑作」と呼べる試合でした。

優勝候補だった相手チームに対し、監督の戦略を選手全員が理解し、一人ひとりが自分の役割を果たしました。
新チームの発足時から徹底して磨いてきたチーム力と精神力が、勝利につながったのだと思います。

馬淵監督の、選手一人ひとりを見極める目や観察力、戦略を立てる力、決断する力。
そして、一度決めたことを最後までやり抜く精神力。

その姿から学んだことは、今の私の、建築士として、また経営者としての考え方に深く影響しています。

祖父の影響で進んだ、建築の道

子どもの頃の夢は、甲子園に出場し、その先でプロ野球選手になること。
もう一つは、パイロットになることでした。

しかし、野球を続ける中で、周りには本当にすごい選手がたくさんいることを実感し、プロ野球選手になる夢には区切りをつけました。

パイロットの道も考えましたが、野球に打ち込んできた私には学力の面で壁があり、断念しました。

その後、大好きだった祖父の影響もあり、建築の道へ進むことになりました。

建築の仕事に魅力を感じたのは、お施主様の想いやご要望を受け止め、設計やデザインを通して形にできることです。
頭の中にあったイメージが図面となり、やがて実際の建築物として完成する。
その過程に惹かれました。

建築士としての歩みと、大切にしていること

高校卒業後は、静岡県にある富嶽学園 日本建築専門学校に進学しました。
富士山の麓にあるこの学校で、4年間にわたり建築を学びました。

卒業後はハウスメーカーに入社。
当初は現場監督として技術を身につけるつもりでしたが、就職後に師匠と思える方と出会い、住宅営業の魅力を教わったことで、営業として建築の仕事をスタートしました。

当時は建て替えをご検討されるお客様が多く、人生経験豊かな年配の方々とお話しする機会が数多くありました。
中には、私以上に建築の知識をお持ちの方もいらっしゃいました。

そうしたお客様との関わりを通して、「自分にもっと技術力と知識があれば、お客様の力になれる」と感じ、建築士の資格取得を目指すようになりました。

その後は、ハウスメーカーで現場監督や設計の経験を重ね、34歳のときに一級建築士と一級建築施工管理技士の資格を取得しました。

さらに、熊本に本社を置くハウスメーカーの福岡支店で、設計部長を務めました。
さまざまな経験を積む一方で、次第に強くなっていったのが、「これまでの経験や知識を生かし、もっと自由に、お客様の想いに応える建築をつくりたい」という気持ちでした。

ハウスメーカーには、品質や仕様を統一するためのルールがあります。
その中での設計を経験したからこそ、決められた枠にとらわれず、デザイン性や自由度の高い建築を、お客様と一緒につくっていきたいと考え、独立を決意しました。

営業、現場監督、設計。
それぞれの立場で得た経験を生かし、お客様の想いをくみ取りながら、実際に形にするところまで考える。
その姿勢を、これからも大切にしていきたいと思っています。

これから、このコラムでお伝えしたいこと

小国町で祖父と過ごした幼少期、野球に打ち込んだ学生時代、そして建築の仕事を通して積み重ねてきた経験。その一つひとつが、今の私につながっています。

このコラムでは、そんな私が建築に携わる中で経験したことや感じたこと、これから目指していきたいことをお伝えしていきます。

家づくりを考えている方にとって、疑問を解消したり、ご自身の暮らしについて考えたりするきっかけになれば幸いです。

これから、どうぞよろしくお願いいたします。


執筆:橋本 玲
株式会社リュディックアーキテクトデザイン 代表
一級建築士/一級建築施工管理技士/宅地建物取引士

リュディックアーキテクトデザインについて

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